神代曙〔ジンダイアケボノ〕とは?

2019-03-28

3月28日(木)

日本の代表する桜の品種に「ソメイヨシノ」があります。

今回、かにが沢公園に新たに植栽された「神代曙」とは???

どういうものであろうか?

神代曙(ジンダイアケボノ)は、ソメイヨシノに比べて花弁のピンク色が濃く、グラデーションがかり、とても華やかな印象のさくらです。
エピソード(誕生話)
1912年に日本から米国のワシントンD.Cにソメイヨシノが贈られて、
後に米国現地でこのソメイヨシノと別種のサクラが交雑して出来たソメイヨシノの実生から
米国現地名で「Akebono」(アケボノ)と呼ばれる品種が誕生した。
1965年、この「Akebono」を日本の都の神代植物公園に逆輸入することになったが、
既に日本には「アケボノ」という別種のサクラが存在したため「アメリカ」と呼称されることになった。
そしてこの「アメリカ(米国名:Akebono)」を神代植物公園で接ぎ木して育てたとろ、
1本が「アメリカ(Akebono)」と特徴の違う花を咲かせて
、西田尚道により「アメリカ(Akebono)」とは異なる品種であることが明らかにされた。
これを原木とし、1991年に種苗法で新品種として登録されたのがジンダイアケボノである。
昨年植栽された「神代曙」が、新元号となる2019年、花を咲かせました!!!
(写真 花を咲かせた神代曙)