5月16日(木)
座間市議会都市環境常任委員会研修3日目
京都府長岡京市、「地下水を利用した水道事業」の取り組みについて。
京都市長岡京市
京都盆地の西南部に位置、東西約6.5km、南北約4.3km総面積19.17平方キロメートルと
座間市とほぼ同等面積であるコンパクトな自治体であります。
人口は、約8千1百人(平成31年1月現在)。
市民憲章には、「緑と水を大切にして、健康で美しい環境のまちつくり」を掲げ。
座間市と同様に「地下水」に恵まれた自治体である。
そんな地下水に恵まれた長岡京市では、近年、人口の増加、企業の進出などで
地下水の汲み上げから井戸水の不足が懸念され、
現在は、市東部にある「東第2浄水場」の井戸水で作られた水道水と、
京都市西京区にある「乙訓浄水場」京都府営水道から送られてきた府営水とブレンドして
市民の皆様の過程に供給しています。
気になる、水道水のブレンド率は、市井戸水50%、京都府営水50%。
委員会研修のなかでは、建設負担金(基本料金)について、
井戸水と京都府営水のブレンド率からくる、味の質について様々な質問が行われ、
市上下水道部総務課担当者が、未来の水道事業を見据え丁寧に回答をしていました。
長岡京市の水道事業に対して市民にもっと認知してもらうために
年に数回「水だより」というものを発行しており、「正しい水の使い方」「水のトラブル」他
とても面白く小学生でもわかりやすい広報誌を発行しています。
また、地下水を活用し「災害に備えて」と題し以下の6つの事業を行っています。
○配水池に水道水を確保する緊急遮断弁の整備
○非常時用組み立て式給水コンテナ・非常時用仮設給水栓の配備
○危機管理計画に基づく訓練の実施
○加圧ポンプ付給水車の配備
○非常用備蓄水「ガラシャおもかげの水」の製造
○災害時の他都市との協力体制
などがある。
この視察において、地下水を生活水として市民の皆様に提供している
自治体として、井戸水の不足が深刻化し
京都府水に頼らなければならなく
地下水利用のブレンド率が減少する中、
やはり座間市においても、ただ、たくさんの水を提供して
営利目的をするのではなく、
原点に返り
大事に水を使い、井戸水のブレンド率の高い
おいしい水を提供していかなければいけないと感じた視察でした。