アメリカの失業率と生活水準。

2015-03-30

3月30日(火) アメリカ サンフランシスコ

おそらくサンフランシスコの中心街「ユニオンスクエアー」周辺の街を散策していると、便所のような臭いがするのに気付くであろう。

これは、ホームレスの臭いである。地下鉄の出入り口や交差点の信号付近のいたるところに、ボロボロの衣服を身にまとい穴の開いた靴を履いたホームレスに遭遇する。また、子どもを抱えて路地に座り込む母親、若者で働き盛りであるにも関わらず、輝きを失った眼をもつ青年が座っている。日本ではあまり見かけることのない光景であるが、これがサンフランシスコの現実である。

とくに、連邦制をとっているアメリカ合衆国では、各州により物価や税率が違い、とくにサンフランシスコのカリフォルニア州では物価は特に高いといわれており、ホームレスも溢れているという。

景気の動向にて、日本とアメリカの失業率は改善されているが、

2014年度の日本の失業率は、3.71 であるが、アメリカ合衆国は6.29である。

日本の失業率が最悪であった2002年は、911テロ、ITバブル崩壊、一時的なゼロ金利解除などがあった理由にて5.36という高失業率であったが、現在のアメリカ合衆国はそれより深刻な状態である。

(写真 ホームレスが犇めくテンダーロイン地区。ヒルトンユニオンスクエアー屋上から眺めるテンダーロイン地区)