震災復興計画 (熊本市役所)

2017-07-14

7月14日(金) 熊本県・熊本市役所

もし、首都圏直下型地震に見舞われたとしたら

私達はどのような行動をとり、どのように街を復興させているのか?

本日は、平成28年4月16日 深夜1時25分

観測史上、震度7の地震が立て続けに2回発生し

震度6弱以上の地震が7回発生した「熊本地震」による災害に見舞われた

熊本県熊本市役所の復興総務課 内田様から

貴重な体験談、災害時の状況報告、

そして、「震災復興計画」について説明がありました。

九州で3番目に人口の多い熊本市(約73万7千人)

大地震直後(4月16日)

電気 83,600戸が停電 2日間停電 4月18日に復旧

水道 326,000世帯が断水 2週間後4月30日に復旧

ガス 105000戸供給停止  2週間後4月30日に復旧

インフラがストップ状態

現在でも市内の公共施設を拝見てみると

熊本城の城壁は崩れ、市役所の支柱や塗装の張り替え作業など復旧には目途が立っていない。

復旧には莫大な資金が必要な中、義捐金等の受け入れのあり方

民間との連携、今後の防災計画のあり方の説明の中で、

今回の地震の教訓として地震が発生し大災害に見舞われた場合

行政だけで行えることは限られているとの静かな言葉が、熊本市復興総務課課長の言葉がありました。

復興には、行政よりも市民一人一人が立ちはだかる強い「信念」

また、地域が協力し合う「団結力」をもって

街づくりをしていく強い気持ちが必要ではないかと思う中、

第二次世界大戦時、ドイツ軍の爆撃を受けたロンドン市内が焼け野原になった現場で

Vサインを演出する ウィンストン・チャーチルのような

不屈の精神が必要とされている!

明日は我が身、災害に見舞われた時、絶望の中でも、決して屈しない人間にならなければならない

その為に、多くの痛みも知っておかなければならない。

熊本市の研修にて   平成29年7月14日(金)

(写真 熊本市役所の窓から見える、修復中の熊本城と 市役所最上階に設置されている震災市民相談所)