企画総務常任委員会研修(岡山県)

2018-07-02

7月2日(月)岡山市消防局

本日座間市議会、企画総務常任委員8名は、

「バインスタンダーフォローアップの取り組み」について

岡山県岡山市消防局を行政視察をしました。

以下は、私の視察後の所感、座間市役所議会事務局に提出した内容です。

(1) 行政視察 「バイスタンダーフォローアップの取組みについて」

訪問先 岡山県岡山市消防局  2018年7月2日

岡山市消防局において バイスタンダーフォローアップの取り組みについて、警防部救急課 武田氏より説明をいただきました。まずはじめに、バイスタンダーとは???(街の中で事故に直面した際、(救急現場に居合わせた人)のことバイスタンダーをいう意味を示しています。実際に事故現場から

119番へ救急通報した際、現場に到着する救急隊の平均時間は約8分弱。その間、バイスタンダーが、勇気をもって、心配停止をした方を心配蘇生法にて応急手当をすることにより、尊い命が救われる場合が多く見受けられています。

しかし、すべての方が助かるということではなく、善意で応急処置を下にもかかわらず、命を落とされる状況に陥ることもあり、救急対応したバイスタンダーの方が精神的に苦しんでいるという現状があります。事故への被害者の呼吸が止まり、心臓も動いていないと見られる人への救命(心配蘇生)をされた方の「心的ストレス」をサポートする取り組み、すなわちバイスタンダーフォローアップの取り組みを全国に先駆けて、平成23年から取り組んでいるのが岡山市消防局であります。

救急対応をされた方には、平成23年より、不安等の相談窓口を記載した名刺サイズの連絡表カード配布し、地元の岡山赤十字病院と連携をし、心肺蘇生を行っていただいたバイスタンダーへ不安等の相談および、不安解消のための治療を行っています。事故現場において、善意で行っている応急対応に当る者に関しては、怪我をされた方の状況が悪化または最悪の場合においても罪にとわれませんが、勇気をもって現場で対応にあたった方々の精神的なケアの必要性を消防職員の説明から強く感じた次第であるます。座間市においても平成27年11月から、主に救急現場において、救急隊などが現場到着するまでの間に、生命に危機が迫っていると思われる状態の方に、応急手当てを実施した方の勇気ある行動に対して、お礼の言葉とともに、目に見える形で感謝を伝えるため、「感謝カード」を救急現場でお渡しをしています。今回の岡山市消防局で行っている、バイスタンダーフォローアップの取組みの中の市民への普及をさせようという啓発のあり方など多くを学ぶ視察となりました。

最後に、警防部救急課の武田消防士いわく、この取り組みが全国に広がっていくことを願っているとの印象深い言葉を

頂き岡山市を後にしました。

(写真 岡山市消防局とブリーフィングの様子)