企画総務常任委員会研修(高知県)

2018-07-04

7月4日(水) 高知県

本日座間市議会、企画総務常任委員8名は、

「消防団活動」についての研修のため

高知県南国市、南国市役所を訪問いたしました。

以下は、私の研修後の所感、座間市役所議会事務局に提出した内容です。

(1) 行政視察 「消防団活動と軽四救急車の導入について」

訪問先 高知県南国市 市役所  2018年7月4日

視察にあたり会議室において、消防団出身の南国市議会、岡崎純男議長から挨拶があり、座間市における全国消防団操法大会においての全国第2位を受賞されたことに対しまして敬意の意をこめてご挨拶を頂きました。今回の視察のメインであります「消防団の活動」の基礎となる南国市の消防団の団員数に関しましては、人口約4万7千人に対し、消防団員の定数が337名で、現在344名(女性11名含)の消防団員が活動しており、充足率は97.7%と高いものとなっています。この充足率に関しましては、退団が45歳と定められている座間市とは環境がちがい、南国市においては、退団者の歳が定められていないため、50歳以上でも継続できるとのことから、比較はできないものもありますが、南国市では、消防団退団後も後方支援として、部隊や消防団災害支隊などに参加をしOBが活動をしているとのことでした。座間市においても消防団OBで形成する「纏会(まとい会)」が近年発足をしている環境下、このあたりも防災活動として参考にして行く必要性はあるかもしれません。また消防団加入促進にむけて、在籍している女性消防団の皆さんが、保育園や幼稚園など、また小学校などで紙芝居などを行い防災の啓発を行っている他、平成25年より南国市少年消防クラブを形成し現在39名(小学生~高校生)が加入全国大会に出場し未来を見据えた消防団員加入促進および防災啓発を行っています。また、行政側としては、実際災害を経験している宮城県に注目をし、面積、海に面した環境や地形などを配慮にいれ、宮城県岩沼市と姉妹都市を締結し、防災に関する知識や防災のノウハウなどの情報交換を行政のみではなく、民間防災団体を含め市全体間でも行っているとの事です。

軽自動車救急車の導入については、2012年から導入され、導入までの経緯について南国市総務課担当者から説明がありました。軽車両の救急車のため山岳部や狭隘な地区の救急に活用されているとの事ですが、多くのハードルを乗り越え導入に至っているとの職員の説明が印象的でありました。導入にあたり、山岳部や狭隘な地区での救命に活躍ができる利便性とは反対に、車内が狭いため患者の処置等が困難他、家族が同乗できないなど問題点なども挙げられていました。この軽救急車の導入に関しては、環境や地形、立地などを踏まえ救助にあたる消防署の方々の意見を尊重し慎重な検討が必要となること感じた次第であります。

(写真 南国市消防署総務課消防士のブリーフィングと南国市役所玄関先での記念撮影)