市役所職員の皆様へ(一般質問)

2016-08-24

9月24日(水)

今定例会の一般質問は4名の議員が議場に登壇しました。

じゅんろう

任期中最後の一般質問を職員の皆様に御礼の挨拶を含め行いました。

質問議事録は以下の通りです。

 

日本の最高法規「日本国憲法」第15条には、公務員の本質および選定に関して述べられています。内容は、『公務員を選定し、および、これを罷免することは、国民固有の権利であり、すべての公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない』と述べられています。

今回は、日本国憲法第15条、公務員の本質を念頭におき、私たちの最も身近にある行政機関で働く地方公務員「座間市職員の採用と育成」についてお伺いしてまいります。

地方公務員、とりわけ市町村の職員の仕事は、地域住民の行政窓口として、地域住民の普の生活に密着した基礎的行政サービスを担(にな)っています。

具体的には、戸籍住民登録や諸証明の発行などの基礎手続き、消防、ごみ処理、上下水道の整備、公園や緑地の整備やまちづくり、各種施設(公民館・保育所・小中学校・図書館)の運営管理など、幅広いフィールドで活躍しています。

総務省の統計によりますと、地方公務員数は、平成7年から減少傾向にあります。減少の要因としては、地方自治体の行政改革による定数削減。団塊世代の職員の大量退職と採用抑制(よくせい)、市町村合併があげられています。過去5年間の座間市一般職員数の推移を調べてみると、平成23年度は814名で、その後減少傾向が続き、平成28年4月1日現在、座間市役所における、一般職員(再任用短時間勤務職員、及び任期つき短時間職員を除)の人数は798名、と800名をはじめて切ってしまいました。こうした中にあっても更なる市民サービスの向上に取り組まなければなりません。そして、そのために欠かせないのが、即戦力、そして熱意ある優秀な新採用職員であると私は考えます。座間市では毎年度、将来の座間市役所を背負(しょって)って立つ新採用職員の公募を行っています。今年度の採用試験受験案内を調べたところ「君の熱意をとどけよう」、「即戦力」「情熱求む」など、応募者にむけてテーマを掲げています。そこで伺います。本市の「新採用職員」としては、どのような人材を求めているのか、まずは、詳しくお聞かせください。

毎年、本市の職員採用試験受験公募時期前になると、私は採用試験を受けようと考えられている方から質問や相談を受けることがあります。その歳、私からこうした方へ「何故、座間市の職員採用試験を受けたいと思っているの」と質問してみたところ、「座間で生まれ育ったので、何らかの形で座間市のために役立つ仕事をしたい。」とか、「消防士は子どもの頃からの夢、その夢を実現させたい。

今現在は座間市の消防団に入って勉強しています。」また、「座間市で地域の皆さんに育てられたので、今度は、自分が保育士になって地域の子どもたちを育てたい。」という言葉が返ってきました。このように、本市の職員採用試験を受けたいとおもっている方たちは、しっかりした目的をもち、希望に満ち溢れています。

しかし、夢や希望だけで、本市の職員になる事はできません。「職員採用試験」に合格しなければなりません。本市の職員採用試験は、平成28年度から、一般事務職において試験方法が新しくなっています。新しい試験方法は、まず試験受験前に配布されるエントリーシートに応募者履歴を記載する他「なぜ地方公務員なのか?座間市職員になりたいのか?」等3件の意思表示を文章として作成します。そして、試験当日、試験会場にてエントリーシートを提出します。採用試験は、第1次から第4次試験まで行われます。まず、第1次試験では、グループワーク面接が行われます。これは、集団でアイデアをだしあい問題を解決する、ブレインストーミングというものです。第2次試験は、第一次試験の合格者へテーマを事前に通知し、テーマに沿ったプレゼンテーション面接を行います。第3次試験は、同じく第一次試験の合格者を対象にマークシートによる「総合適性検査」の筆記試験が行われます。

第4次試験の合格者は、最後に個人面接が行われ、試験の結果、採用、不採用が決定されます。これまでの試験方法と、今年採用される試験方法を比較してみると大きな違いが2点あります。まず1点目は、これまでの採用試験では、マークシートによる筆記試験が、第1次試験で行われていたのに対し、今年度から、第3次試験で行われます。

2点目は、今年度から新しく用いられた、グループワーク面接と、プレゼンテーション面接の実施です。そこでお伺いします。他の「自治体の職員採用試験」をみても、最初の1次試験は、マークシートによる筆記試験を行い、その後面接が行われるのが一般的な手順です。

座間市では、なぜ? 今年度から、先ほど述べたような新しい試験方法に変えたのか、その目的と効果をどう考えているのかお示しください。

また、現在、平成28年度座間市職員採用試験の真っ最中と思いますが、この新しい試験方法に対する受験者の反応、また、当局としての手応えとしてはどう感じられているのかお示しください。次に職員の育成についてお伺いします。

私が、市議会議員となり、間もなく4年となります。市政に係わる「市民要望」などの要件は、なるべく窓口に出向くように心がけ、運動不足解消のため階段を利用し、職員皆さんとは、とても良くすれ違う日々を送らせていただきました。こうした日々の中で、私は心から感銘(かんめい)を受けたことがあります。それは、来庁された方々に窓口にて笑顔で接遇をしている職員、特に若手の職員の姿です。廊下や階段での挨拶はもちろん、窓口の中から笑顔で会釈をする若手の職員もいます。接遇の基本は、これまで培(つちか)われた礼儀にあると私は考えます。礼儀は簡単なように見えて、とても奥が深いものです。言葉で指導しても容易に身に付くものではありません。親の姿を見て子は育つといわれるように、家庭で育(はぐく)まれるものもれば、幼稚園や保育園、学校教育の中でも育まれるものもあります。また、学生時代の部活動やサークル活動の中から学ぶこともあるでしょう。

市民サービスの向上には、こうした礼儀に加え「接遇力(せつぐうちから)」の向上が必要不可欠だと私は考えます。職員の接遇(せつぐう)に関する指導や職員育成に関しての地方自治体の取り組み事例として、茅ヶ崎市の取り組みをご紹介します。茅ヶ崎市では、平成17年から職員一人のひとりの接遇向上を目指し、「茅ヶ崎市職員接遇マニュアル」を作成しています。基本コンセプトとしては、「拡(ひろ)がれ『笑顔』発信中!」私たちは、お客様を《笑顔》でお迎えし、お客様に《笑顔》でお帰りいただく。そして、私たちの発信した《笑顔》は、波紋(はもん)のように家庭や地域へどんどん拡(ひろ)がっていく。『茅ヶ崎を笑顔あふれる街にしたい!』それが、私たちの大きな目標です。」としています。また、地方分権時代に、市民本位の考えのもと行政運営がきる職員育成を目指し、「人材育成基本方針」も策定しています。

この基本方針は、平成16年3月に策定され、この基本方針に基づき、職員の人材育成に向けた様々な取り組みを進められています。そして、取り巻く環境の変化に対応するため、平成22年8月に「人材育成基本方針」の見直しに向けた職員アンケートを実施し、同年9月には「職員の仕事ぶりの印象について」の市民アンケート調査を行い、これらの調査結果を踏まえ、「市民からの評価」「職員の意識」「人材育成の取り組み」「人事管理・人事評価」「職場環境」の側面(そくめん)から、平成25年1月に改訂版を策定されています。本市において、茅ヶ崎市の取り組み様な、職員の接遇に関するマニュアルや職員育成に関しての基本方針などがあるのか伺います。

 

当局の答弁はあっと驚くものが!!

答弁に関しては 座間市市役所ホームページ 議事禄を参照ください

閲覧誠に有難うございました。

じゅんろう