テキーラ
ネズミが生み出したメキシコの国民酒

ハリスコ州、人口1000と小さいテキーラ街のメインストリート

テキーラ街への行き方
メキシコの首都メキシコシティの北バスターミナルからメキシコ第2の大都市グアダラハラ生きの早朝のバスを乗り込むことをお勧め(早朝のメキシコシティは標高が高いため、冷え込みがひどいので防寒着は必需品)。早朝7時に出発したばすは、午後の3時前後にグアダラハラに到着する、そこからまたバスに乗り換え100km(約2時間)バスに揺られテキーラそ目指す、このテキーラへの旅は時間が交通手段がバスなので、あせらずグアダラハラで1泊することをお勧めする。近くにマリアッチの誕生地トラケパケという小さな街があるのでそこでメキシカン音楽とテキーラを飲みながら1夜を過ごすのも粋な旅だ。グアダラハラでテキーラの飲みすぎに気をつけ翌日出発しよう。


早朝テキーラの原料大きなアガベ(竜舌蘭)根っこを運ぶトラック

 TEQUILA (テキーラ
テキーラとは、メキシコの西部ハリスコ州、ナヤリト州、ミチョアカン州、グアナファト州、タマウリパス州の5州で造られる、アガベ(竜舌蘭)を原料にした酒のことを一般にメキシカンはテキーラ呼んでいる。
昔は今のようにアガベ(竜舌蘭)は酒の原料として栽培されないで、この葉からサイザル麻という繊維を取るために栽培していた。ある時農家の娘が気がつくと、この植物の芯をネズミがかじったとみえて穴があいていて、そこに汁がたまっていた。味わってみると特別な味がした。父に見せると、これは珍しいものだと感動し、まず王様に献上しようというので、この娘に持たせ王宮に差し上げた。王様はこの液を飲んで、これは旨いと太鼓判をたたく、おまけにこれを捧げた娘がすこぶる美人であったので愛人にしてしまったという話が今でも残っているといわれている。
これは、ただのスケベな王様の昔話ではないか バカヤロー!!

 テキーラの原料になるアガベ(竜舌蘭)大きいものは直径1メートル以上のものもある。竜舌蘭はわが国、日本では九州、四国、伊豆、房総あたりの黒潮の洗う海岸あたりでよく見受けられる。竜舌蘭は肉の厚い1メートル以上に伸びる葉で、葉の縁にトゲがある。この芯の新芽のところを繰り抜いておくと汁がたまるこれを集めて酒にするのが昔のやり方。これから簡単にテキーラの造り方を紹介しよう。

 アガベ(竜舌蘭)とは!!
ヒガンバナ科のアガベ属の総称。主にアメリカ合衆国とメキシコの乾燥地原産で約三〇〇種あり、観賞用に栽培される。
 アガベ属のうちの一種で多年草。メキシコ原産で、江戸時代に渡来し、観賞用に栽培される。テキーラに使用されるアガベは、正式にアガベ・アスール・テキラーナと呼ばれている、従来のアガベと比べひとまわり小ぶりで、10年位たったものを使用する。それは形がピニャ(パイナップル)に似ているのでピニャーと呼ばれているが大きな物は、100キロ近くもあり、パイナップルよりはるかに大きい。そのまま食べると砂糖キビのような味がする。

オルノと呼ばれる横型高圧蒸し器 ビウダデ・ロメロ社

テキーラ製造工場に運ばれた巨大なアガベ(竜舌蘭)はブルドーザーでオルノ
呼ばれる横型の高圧蒸し器で約1時間蒸し焼きにする。(小さな工場ではブルドーザを使用せず手作業で行われ、アウト・クラ−ベと呼ばれる小さな昔ながらの蒸し器で2時間以上も時間そかけアガベを蒸し焼きにする。)

蒸し焼きにされたアガベを試食するマスヤのジュンロウ

ラグビーボールの皮のようにゴツゴツとした硬いアガベは蒸し焼きにされるととても柔らくなり甘い汁をオルノ(蒸し器)のなかで糖分の高い汁を流し出す。蒸したアガベはカボチャのような色をしているが甘いものように糖分をかなり含みとても美味である。これは本当!!!
この作業場は甘い臭いに包まれた気持ちのいい場所である。

アガベの株を高圧蒸気窯で蒸した後は、左の戦車のキャタピラのような機械でアガベを破砕、糖分を含んだ甘い汁を絞り出す。

破砕されオガクズのように山済みされたアガベのカスは畑の肥料や豚のエサになる





蒸して柔らかくなったアガベの株は破砕機で潰され左写真の共同銭湯のような石造りの発酵桶に流し込まれる。発酵桶に流し込まれたアガベの汁に温水と酵母を加えて約4日間アルコール発酵させた後、蒸留作業に入る。
大きなテキーラ工場では石造りの発酵槽は今は使っておらず、ステンレスの大きな清潔感のある槽を使うのが現在のテキーラの造り方である。発酵が終わりアルコールが5パーセントくらいなったお酒をプルケと呼ぶ。プルケ酒はテキーラよりも歴史が古く、いまでもメキシコシティ周辺、メキシコ北部の田舎でよく飲まれている。

テキーラを造り出すポットスチル(単式蒸留器)

通常のスタンダードのテキーラは、単式蒸留器で2回蒸留される、1回目の蒸留でアルコール40ハ%前後のテキーラ、再度2回目の蒸留で80%前後の高いテキーラを造りだす。近代的なテキーラ工場では、パテントスチル(連続式蒸留器)を使いアルコールの高く切れのいいテキーラを生み出している。高級テキーラは3回蒸留するところもある。その代表が、アメリカの映画俳優、ロバート・デニーロが愛したテキーラポルフィディオである。




蒸留されたテキーラは大きな樽の中で熟成される。

 豆知識 これだけは憶えようテキーラの種類
 ブランコ(BLANCO) 別名シルバーと呼ばれ、無色透明の一番飲まれている短期熟成のシャープな味わいのテキーラ、カクテルベース向き。

 レポサド(REPOSADO) 別名ゴールドと呼ばれ、明るい黄金色をしたテキーラ60日以上、1年以内の熟成が義務つけられている。レポサドとは“落ち着いた味”の意。

 アネホ(ANEJO) アネホは2〜3年以上ゆっくりと樽で熟成させた樽香のあるコクのある最高級品テキーラ。決して高級ブランデーやスコッチに引けをとらない!!!

テキーラでカクテルを造る少年

田舎の飲み方 片手に塩をのせ、ライムをかじり一気にテキーラを飲む

トマトジュースとタバスコ メキシコでよくトマトジュースにタバスコを入れテキーラと共に楽しむ光景はよく見かけられる

サブマリーノ ビール好きのメキシコ人はビールにテキーラを沈めアルコールを強くしたカクテルビールを楽しんでいる。サブマリーナとはスペイン語で“潜水艦”の意。

ウン・ヴィーノ テキーラのコカコーラ割り、これもメキシカンが好むテキーラの飲みから、テキーラの変りにラムを使ったキューバ・レブレも人気がある。
他にカクテル、ローリングストーンズがメキシコツアーで気に入ったテキーラ・サンライズやマルガリータなどテキーラベースのカクテルは世界各国でブレークしている。

最後にメキシコにテキーラを飲みに行きたい人はお気軽にご相談下さい
では チャオ! チャオ!!