世界最大ビール祭り 
オクトーバー・フェスト
2000

ビールの本場、ドイツ南部バイエルン州のミュンヘンで十八日、世界最大のビール祭り「オクトーバーフェスト」が開幕した。

  十八日の開幕式では、十二発の祝砲がとどろく中、ミュンヘン市のウデ市長が二百リットル入りのビア樽(だる)を開け、待ちかねた大勢の市民らが乾杯して祭りの始まりを祝った。

この世界最大のイベントに日本から世界最高のヘビー・ドランカー、ますや酒店の“バカ大将”ジュンロウが単独ビール・ジョツキを片手にミューヘンに飛んだ。

1リットルの大きなジョッキを持って眠り込む老人

 ビールの都ミューヘンでは季節によって異なるビールが醸造され楽しまれている、3月に飲まれるメルッビア、5月に飲む色の濃いいマイボック、そして9月に飲まれる色の濃いいコクのあるオクトーバーフェストビアがある、左写真の老人は、1リットル入るビール・ジョッキのオクトーバーフェストビアを飲み心地よく少年の頃の思い出を夢を見ているに違いない

<オクトーバー・フェストの歴史>
世界最大のビール祭りは、1810年、バイエルン王室のッルートヴィッヒ1世の成婚を記念して始まったのが起源だといわれている。今世紀最後の2000年で167回目を迎えるドイツでも歴史の古いドイツ最大のお祭りである。昔からこのイベントは、ルートヴィッヒ1世の妃のなをとったテレージエンヴィーゼ(Theresienwiese)の広場で開催される。そしてこの会場の西にはバイエルンの象徴である女神、バヴァリアンの像が立っている。開催日ののオープニングセレモニーは、バーヴァリアンの女神の像の下でビールの樽あけセレモニーが行われ祭りの幕が切って落とされる。この祭りには世界中から650万人の観光客が集まり、500万杯のビール、40万本のソーセージが消費される。このオクトーバーフェストの行われる、バイエルン地方、ミューヘンでは生産量では1位の座を、ドルトムンドに譲っているが、昔からドイツのビールの都の座を不動のものにしている街である。ちなみにミューヘン市民、1人あたりの平均年間消費量は500mlの缶ビール、675本といわれている。

世界大戦以前のミューヘンのビール祭りの風景

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