2022年7月14日(木)
本日は、座間市議会【都市環境常任委員会】において
資源ごみの回収システムの独自の取り組みを行っている
愛知県日進市を訪問させて頂きました。
日進市 人口約93,000人 面積約35平方キロメートル
土地区画整備事業の宅地開発により急速に都市化が進み
人口増加率は全国で屈指の名古屋を中心としたベットタウンになっています。
日進市では、現在ユニークな取り組みとして 神奈川県では類を見ない
一般家庭から排出されるプラスチック、紙、布、金属、びん、有機物などの
資源ごみを回収することにより、ごみの減量化、資源化を推進する目的とした
資源ごみ回収施設【エコドーム】を、日進市の中心にある市役所に隣接する場所に
平成11年に開設しており、シルバ人材センターへ委託
委託費1300万円の事業費において平日、
そして休日や祝日にも資源ごみ(再利用な可能んばゴミ)の
収集所の開設をおこなっています。
日進市では現在、座間市と同様に「ごみ焼却施設」がなく隣接する「ごみ焼却」にて
「みよし市」と「東郷町」と広域連携により最終ゴミ処理(焼却)を行っており
3市ともゴミ処理問題に対し、連携を図りながら足並みをそろえ環境美化に取り組んでいます。
座間市の約2倍ほどある日進市の中央に位置するエコドーム(資源ごみ回収施設)には、
次から次へと、一般から排出される「資源ごみ」をもった市民の方々のゴミを分別する姿があり、
来場者は、平日、一日に約600~700人、週末の土日では約800~1000世帯の住民が
訪れるとのことです。
一般家庭ごみ(可燃ごみ)については、昭和45年からごみ収集処理委託をしており
昭和47年から燃える一般ごみに対して指定収集袋(紙製 1枚25円)の有料化を行ない
ゴミの減量化と収集作業の効率化を図っているとのことです。
この、日進市が行うエコドーム(資源回収施設)のメリットは
毎日開業しているため市民の皆様がいつでも資源ごみを搬入できるという一方
デメリットとしては、
市の中心にあり車を利用しなければいけないということもあり、
高齢者にとってゴミの搬入が困難といったものがあり、
少子高齢化の現状から大きな課題として、この問題に対し検討中とのことである。
また、エコドームのなかには、独自で事業を行うシルバー人材センターが、
子育を終え利用されなくなった、
ベビーカーや洋服、プラ製の湯舟やかわいらしい靴など 、
50円~500円で販売されており、
子育て世代を終えた方、また出産まじかの家庭には重宝なお店が存在している。
日進市のエコドームを訪れ、市民みずからが、資源ごみの処理に対し、
環境問題に対する行政側の事業を理解し負担軽減を図るシステムの構築がなされていました。
これを座間市に取り入れるとした場合、市民への負担が多くなるため
新たな方向性を見出しながら、独自のごみ減量に関する施策が必要ではないかと考えております。
日進市には、資源ごみの処理に対する環境美化の意識が高いことを肌で感じさせて頂いた研修でありました。
今回対応して頂きました
日進市・環境課の近藤様 補佐の栗崎様、エコドームの元センター長の長谷川さま
大変ありがとうございました。
(写真 エコドーム元センター長の長谷川さんとエコドーム施設内)