5月20日(火)
今日は、横浜の神奈川県中小企業センター、神奈川商店会連合会、かながわ県商工会連合会に連絡をとり情報取集を行う。
現在、座間市広野台地区「カレスト座間跡地」に来年平成26年3月開業を予定している大型商業施設の建築が行われている。
交通の利便性がよく商業地として最高の立地条件があるといえる県央の座間市。一昨年のカレスト座間、ヤマダ電機など大型店舗が続々と座間市に進出し賑わいを見せている。
しかし、この大型商業施設には座間市においてメリットとデメリットがある。メリットは、豊富な品ぞろえと価格競争を利用した低価格商品は、消費者にはたまらない。
デメリットは、従来商売をしている商業者や地域経済団体(商工会や商工会議所、商店会)などと共存の場をもたず、商業施設周辺の従来のお店は閉店していき、光熱費を商店会で賄っている街路灯や、地域の盆踊りの開催、また子供たちの体験学習など人間関係の輪を形成してきた伝統文化さえも減少している。
座間市の平成25年度 商業工業者の商工会への加入率は、政令都市特例市を除く19市において、38%と県下最低の数値である。30%台の加入率は座間市のみ、最下位から2番目の足柄上郡でも47.5%である。また 加入率の高い葉山市では91%である。
また、神奈川県商店会連合会の統計によると、座間市の商店会では、平成25年度、一般店216店に対し加入店が187と加入率 86.6%と県内でもトップクラス。しかし、大型店は市内に2店のうち加入店が1店と加入率50%、さらにチェーン店に関しては市内12店舗中、加入店が3店舗と加入率25%と県内でも最悪のレベルなのである。現状座間市において、小さな個人店やお店が共存を図る試みをしても、進出する都内や大都市を本店とする大型店舗が共存性、郷に入れば郷に従う精神がなければ、座間市に税収もはいらず、さらには、町のコミュニティやイベントがなくなり、最悪の場合は大型店と大型店の潰しあいにより、閉店をした地域周辺はゴーストタウンとなっていくのである。
この共存性を図るためまとめあげるのが、地域経済団体である「商工会や商工会議所」なのである。
しかし、我が座間市には、小規模事業施策に重点をおいた「商工会」しかなく、中小企業支援のみならず、国際的な活動を含めた広い事業を展開する「商工会議所」が存在しない。
商工会に力がなければ、行政が動くしかないでしょ!!
(写真 来年平成26年3月開業予定のカレスト座間跡地大型商業施設工事)

