南米大陸最高のブランデー 
ピスコ・ブランデーを求め
政情不安定なペルーへ
単独訪問


<1995年5月21日>
朝霧の黄色い街灯が不気味に輝く、南米ペルーの首都、リマの南、ミラ・フローレス地区の小さなペンションで目を覚ます。窓の外を見るとボトル片手に道端で目を覚ます浮浪者、子どもを片手に座り込む母親の姿、貧困に悩まされる現状を目のあたりをせずに、この旅をかたれない。ペルーの首都、リマでは昼下がりの街角でも犯罪が行われるのが現実である、旅の始まりリマの街、犯罪が多発するペンションからバス・ターミナルの道を案内してくれたのは、心強い小さな二人の女の子であった、彼女達に助けられ、バスに乗り込み、リマの南、360kmに位置する南米最高のブランデー産地“ピスコ”へと向かった。

リマ南部、イカの町外れにある小さなブランデー工場