風の音しか聞こえないコーカサス地方
そこでは心温まる遊牧民が
羊の乳から酒を造っている


羊飼いとカフカス山脈(アゼルバイジャン・コーカサス)

<1997年4月>
ロシア連邦、グルジア、アゼルバイジャンを東西に走るカフカス山脈の麓、コーカサス地方
夜明け前アゼルバイジャン、カスピ海の大都市バクーを出発、北は油田地帯を求め紛争の激しいチェチェン共和国は車でわずか4時間、ガイドのエノラと僕は車を西北に走らせグルジアの国境を目指す、車を4時間走らせると、ゆるやかな丘の連なる静かなコーカサスの台地で、文明に背をを向けた遊牧民が羊の乳を原料にしたお酒を飲んでいた。まさに時間の止まった光景である。


 羊,牛の乳酒、“ケフィール”を求め  

 コーカサスの人々の生活